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尋常性乾癬
予約不要
尋常性乾癬の治療は予約不要です。
尋常性乾癬(じんじょうせい かんせん)とは
乾癬とは、代表的な炎症性角化症。
- 1.赤いブツブツと多少ふくらみがある1~数センチ程度の赤みにフケのような白色の皮(鱗屑)がくっついたもので、結合して大きな赤みに見えることがあります。
- 2.刺激を受けやすい部位にできやすいため、頭・肘・膝・腰・お尻など擦れやすい部分やベルト・締め付ける下着やメガネが当たる部位に出ることもあります。
- 3.爪が白っぽくなったり、点状の凹みや爪先がはがれやすくなる等現れることが多いです。「爪白癬」に似ています。
- 4.一部の方に関節リウマチ様の症状(乾癬性関節炎)があらわれます。
- 5.メタボリックシンドローム(いわゆる「メタボ」)の方が悪化しやすいです。
- 6.重症化すると心筋梗塞や脳卒中などのリスクが上がります。
- 7.症状が出ていない皮膚でも擦るなどの刺激で新しい発疹ができることもあります。
- 8.「かんせん」という名前ですが他の人には『感染はしません!』
尋常性乾癬とは、乾癬のうち皮膚症状だけで関節炎がない状態をいいます。
- 1.乾癬の9割が尋常性乾癬です。
- 2.20代~50代に見られ、男女比は2:1です。
- 3.頭。肘・膝・腰・お尻によく見られますが、全身どこにでもできます。
- 4.慢性的に経過し、よくなったり悪くなったりを繰り返します。
- 5.入浴後やアルコール摂取などで体が温まると痒みが強くなることがあります。
「脂漏性湿疹(いわゆる"フケ症")」と似ています。
1番困られているのは見た目です。
顔・頭・手・爪など隠せない部位は特に悩まされます。また鱗屑も服に付着したり、床に落ちるなど気になられます。
*乾癬は、完治は難しいですが、適切な治療により皮疹の無い状態を維持することはできます。
尋常性乾癬の治療
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外用薬
ステロイドとビタミンD3の複合剤…ドボベットゲルやフォームなど、1剤で2つの薬がふくまれているものを塗布します。痒みと、皮膚の状態の両方が徐々に改善します。
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内服薬
オテズラ…外用のみでは改善しない場合や中等症・重症の場合には毎日内服することが必要です。
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紫外線療法
ナローバンドUVB…比較的範囲が広い場合には2分間広範囲に照射します。(保険適応)
エキシマ光線療法セラビーム…局所的な病変に対して数秒間照射します。(保険適応)
よくある質問
- Q.尋常性乾癬は家族や他の人にうつりますか?気になってつらいです。
- A.うつりません。「かんせん」という響きから感染を連想されることがありますが、うつることはないので、学会や患者団体も啓蒙活動をしています。まずは身の回りの人にうつらない病気であることを伝えられるとよいですね。。
- Q.治療を始めたらどのくらいで治りますか?
- A.外用薬を開始すると1~2週間ほどで痒みが落ち着く場合はありますが繰り返す傾向にあり、完全な治癒には至らないと考えられています。
- Q.症状が治まったら、治療をやめてもいいですか?
- A.皮疹が繰り返し出現する場合や関節や爪など、皮膚以外の部位に症状がでる場合もありますので、医師から指示された通りの受診間隔を守りましょう。
- Q.悪化させないためにはどうしたらよいですか?
- A.皮膚科受診を継続し、痒み行動をやめることと禁煙を行いましょう。
- Q.見ためが気になります。どうやって乗り越えたらいいでしょうか?
- A.完全な治癒は難しい場合も多いですが、適切な治療を続けていただく事で外見上の改善や進行を遅らせることは可能であると考えられています。
尋常性乾癬は
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