- 一般皮膚科
- お悩み別メニュー
帯状疱疹
予約不要
帯状疱疹の治療は予約不要です。
帯状疱疹とは
赤いブツブツと小さな水ぶくれができて痛い
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。以前水ぼうそう(医学的には「水痘」)にかかった時のウイルスが再活性化することにより発症します。
- 1.水ぼうそうは症状に気が付かないうちにかかられている方がいらっしゃいます。
- 2.水ぼうそうウイルスはヘルペスウイルスと同様に終生免疫(一度かかったら2度とかからないウイルス)ではなく、一度かかると体内に潜伏するウイルスです。免疫が低下すると活性化します。
- 3.ピリピリとした痛みから始まることが多く、時間が経つと体の左右どちらかの神経に沿って帯状に赤い斑点と小さな水ぶくれが多発します(稀に両側に出ることもあります)
- 4.小さな水ぶくれはよく見ると真ん中が窪んでいます。
帯状疱疹の原因
水痘・帯状疱疹ウイルスが、*50代以上の方や疲労の蓄積や睡眠不足、ストレスなどで免疫が低下している時に再活性化して、帯状疱疹が起こりやすくなります。幼児は稀です。
高齢の方は、数か月以上痛みが残ることがあります。
治療しないまま放置すると、発熱や頭痛などの症状や、顔や頭にできた場合は顔面麻痺や難聴など重症化することがありますので、受診されることをお勧めします。
*50歳以上の方は「帯状疱疹ワクチン」の接種が自費で受けられます
自分で出来る注意
- *十分な睡眠と栄養を取り、安静を心掛けましょう
- *患部を冷やさない…冷やすと痛みが増すので、温めましょう(落ち着いてきたらお風呂がおススメです)
- *水疱を破らない…ご自身には細菌感染がおこりやすくなります。水疱は水ぼうそうのウイルスが入っているため他の方にうつし、その方が水ぼうそうにかかる可能性があります(特に小児・妊婦・高齢者にはご配慮ください)
- *シャワー浴をして患部を清潔にしましょう
帯状疱疹の治療
-
外用薬
プロペト…水疱を保護する意味合いで処方いたしますが、単独では治療効果はありません。
-
内服薬
抗ヘルペスウイルス薬…メインの治療です。腎機能を考慮するために採血を行いながら処方します。必ず、決められた通りの用法・用量で最後まで飲むようにしてください。
消炎鎮痛剤…必要に応じて、医師が判断の上処方いたします。
-
注射
抗炎症効果のある注射・・・ノイロトロピンやビタミン剤などの注射をおこないます。
-
近赤外線治療
血流をよくすることで創傷治癒を促します。
よくある質問
- Q.帯状疱疹は家族や他の人にうつりますか?
- A.基本的に日常生活ではうつりませんが、まだ水痘に罹ったことのない乳幼児には移る可能性が一部あります。
- Q.学校や仕事には行ってもよいでしょうか?
- A.非常に軽度の場合には通学や通勤は可能ですが、安静にする必要性が高い場合には、医師が診断書を発行いたします。
- Q.帯状疱疹と診断されましたが、運動はしてもよいでしょうか?
- A.安静が重要な治療ですので、約一週間は激しい運動を控えましょう
- Q.おふろに入っても大丈夫ですか?
- A.基本的には可能です。症状によりますので直接医師にお尋ねください。
- Q.通院が必要ですか?
- A.軽症の場合でも週に2回程度、重症の場合は毎日通院が必要です。
- Q.前兆はありますか?
- A.皮疹が出る前から皮膚の表面がピリピリする刺激感が見られる場合があります。
- Q.検査方法はありますか?
- A.デルマクイック(15分間の迅速検査)が保険適用となっております。
- Q.発症部位はどんな場所がありますか?
- A.全身どこでも発生する可能性がありますが、背部や腹部には頻度が高いです。顔面には特に重症化する傾向があります。